Profile

店名の“BOBTAIL”は英語で短い尾という意味。
4つ葉のクローバーとリボンは幸せ・贈り物としてデザイン。
犬と猫は、犬のヘレン店長と、保護猫の松ちゃん達がモデル。

BOBTAIL 日高 英和さん 大阪府出身。東京都に住みながらガソリンスタンドの門型洗車機の製造・販売の営業を行っていたが、2023年に多古町に移住。 2024年4月に自家焙煎珈琲豆とハンドメイドアクセサリーショップ「BOBTAIL」をオープン。

日高 紀子さん
東京都出身。都内の宝石店で働いた後、看護師となり病院に勤務。
昔から何かを作ることが得意で、病院の患者が元気になるようにとフラワーアレンジメントやアクセサリーなどを製作し、プレゼントをしていた。
その経験を活かし「BOBTAIL」では、自作のハンドメイドアクセサリー等を販売。
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きっかけは隣人の笑顔と優しい言葉
多古町へ移住したきっかけは何ですか?
- (英和さん)
- 多古町に移住する前は、東京都の葛飾区に住みながら、ガソリンスタンドの門型洗車機の製造・販売の営業を行っていました。会社は東京都にありましたが、千葉県にもよく訪れていたので、昔から多古町のことも知っていました。よく、道の駅多古あじさい館にも訪れていましたよ。
- (紀子さん)
- 実家は東京都の小金井市なんですが、移住前は葛飾区に住んでいたんです。そこで夫と出会ったんですが、当時は、病院に勤務しながら父母が住む小金井市と葛飾区の家を行ったり来たりしていて…。だんだんとその生活も“キツく”なってきて親との同居を考えるようになりました。
- (英和さん)
- 昔から移住をするなら千葉県にしたいなと思っていました。千葉県は、山や海もあり食材も美味しいものばかりで、素敵な県だと思っていました。また、義父母との同居のこともあったので広い敷地と平屋を考えていたんです。千葉県内でたくさんの家を見て来たんですが、多古町で物件を見ていたときに、たまたま家の前を通りがかった隣人のおばあちゃんに「引っ越してくるのかい? 待ってるよ~」と笑顔で声を掛けられたんです。その言葉がずっと心に残っていて、自宅に戻ってからも私も妻もその言葉を忘れることができず、条件も揃っていたので、多古町へ移住することに決めました。
最初は、ネットでの珈琲豆販売を考えていました。
起業にあたって、お店の立地条件は?
- (英和さん)
- 義父母との同居もあり移住を決めましたが、今まで働いていた会社を辞めなくてはなりませんでした。新しい場所で生活しながら、新しい職場探しも難しいかなと思い、“自営業”をしていく選択をしました。昔から私も妻もコーヒーが好きだったので、持ち帰り専門のコーヒー屋を始めることにしました。正直なお話しをすると「BOBTAIL」がある場所は住む場所としては良いのですが、商売するのには立地条件が良くありません。当初はインターネットでの珈琲豆販売を軸に考えていたのですが、開店したら地域の人を始め、町内外の人が想像以上に訪れていただき、驚いています。ドックランも併設しているので、外でコーヒーを飲みながら、犬を遊ばせている人も多いですね。
- (紀子さん)
- 珈琲とともに私は、アクセサリーなどを製作して販売をしています。昔から鉱物が好きで、キラキラしてちょっとしたアクセントとして、自分で製作しています。
自然豊かで人が優しくとても良い町
移住後の多古町の印象は?
- (英和さん・紀子さん)
- 町民の方々が本当に温かく、町の職員も親切だったことです。
- (英和さん)
- 「BOBTAIL」を開店日に、開店祝いとして同じ地区の方々が大きな花を持ってきてくれました。 名札に「川島珈琲同好会有志より」と書いてあったので、そのようなグループがあったのか聞いたところ、「今日1日だけだよ」とのことで、オープンに合わせて地区の方からプレゼントをして頂いたことに思わず夫婦で泣いてしまって…。本当に嬉しいサプライズでした。
- (紀子さん)
- 父母のこと、生活のこと、起業のことについても町職員はすごく親切で私たちに寄り添って頂き、とても感謝しています。移住してみて改めて、優しい町だと感じました。
- (英和さん)
- 今住んでいる地区はコンビニもなく信号も1つしかありません。東京都に住んでいる時は、徒歩2分の近さにコンビニがありました。多古町も不便なことがありますが、とても住みやすい町です。車があれば町内にもすぐに行くことができますし、隣の市町には大体20分前後で行けます。自然が豊かで東京にも近く、成田空港が隣にある町なんて早々ないと思います。本当に良い町に移住してきたなと思っています。
ワンバウンドを作りたい
これからチャレンジしていきたいことは何ですか?
- (英和さん)
- 多古町に移住したことで、私たちのもう1つの夢を叶えることができたんです。都会では飼うことのできなかった大型犬を多古町に移住したことで飼うことができ、現在「BOBTAIL」店長であるヘレンを迎え入れることが出来ました。多古町にもペットを飼育されている方が多いですが、小型犬を飼っている人が多いと感じています。私たちが知らないだけで、家で飼われている大型犬も多いかもしれませんが。
- (紀子さん)
- 私たちのお店の敷地には、ドッグランスペースもあるので、犬を遊ばせながら外でコーヒーを飲んでいただいています。私はアクセサリー製作をしていますが、今後はフラワーアレンジメントやアクセサリーのワークショップも行っていきたいと思っています。ぜひ、犬を遊ばせながら、皆さんと一緒に作品を製作したいですね。
- (英和さん)
- 今後は、大型犬のイベントを開催したいと考えているんです。このスペースだと15~20頭ほどの規模でしか行うことができないので、大きなドッグランを多古町に作りたいと考えています。そのため、大型ドッグランの経営に興味を持っている企業の誘致をしてみようと思っています。インバウンドが盛況ですが、“ワンバウンド”を多古町のトレンドにしたいので、プール付きの大型ドッグラン施設をぜひ、運営してもらえるように町内に誘致し、多古町を犬にも優しい町にするため、今後は取り組んでいきたいと思っています。
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