環境にやさしい農業の主な取組

多古オーガニック推進部会の設置

試行的取組を開始するにあたり農業者、事業者、消費者、関係機関に呼びかけを行い、
多古町農業連絡協議会内に多古オーガニック推進部会を設置し、有機農業の推進にあたり、生産から消費までの 一貫した取組等の推進を図ること。
 

 

試行的取組の実施

有機農業に関する意識調査

〇目的
課題を洗い出し、有機農業実施計画を策定するために意識調査を実施

〇対象

〇意識調査から得られた主な課題

 

有機稲作栽培に関するセミナー・技術研修

有機栽培での稲作農業の導入を目指す第一歩として、NPO法人民間稲作研究所の館野様と五十畑様をお招きし、講義をしていただきました。
講義では、有機栽培を成功させるための基盤となる種の選定や圃場の準備の具体的な方法について詳しくご教示いただき、さらに有機栽培での課題である雑草対策についても、実際の事例を交えながら非常に実践的な内容をお話しいただきました。

 

先進地視察

有機農業の先進地である千葉県いすみ市を視察し、有機米を活用した学校給食の取り組みについてお話を伺いました。
特に、有機米を学校給食に全量導入するに至った経緯やその取り組みの詳細について学ぶことができ、貴重な知識を得る機会となりました。

 

千葉県いすみ市の有機農業推進のモデルともなった兵庫県豊岡市を視察しました。
豊岡市では、地域の歴史や自然環境を背景に、「コウノトリも住みやすいまちづくり」を掲げ、コウノトリの野生復帰に向けた取り組みを進めています。
生物多様性を重視した水耕農業の普及に取り組み、兵庫県の普及指導員、JA、生産者が三位一体となり努力を重ねた結果、コウノトリ育む農法の確立および「コウノトリ育むお米」のブランド化に成功しました。
多古町の今後の取組に役立つ、貴重な経験となりました。

 

マルシェへの出展

多古町産有機農産物のPRのため、「青葉台マルシェ」、「石濱マルシェ」へ出展しました。

 

学校給食への導入

令和6年11月20日、有機米と有機野菜を活用した食材を初めて学校給食へ導入しました。
こども園年中・年長の園児をはじめ、町内の各小学校、多古中学校の生徒たちへ有機農産物を使った給食が提供されました。
給食を食べた子供たちからは、「おいしかった！」「いつもより楽しく食べられた！」といった嬉しい感想を数多くいただきました。