公開日 2018年01月29日
更新日 2022年08月18日
多古が誇る絶品


「おいしいお米は市場に出回らない。」という話しをよく聞きますが、みなさんは「多古米」をご存じですか?
多古町産の米は良質で、古くは江戸時代からその味の良さが評判となっています。
県内17町村のうち、2番目に広い72,80km² の面積を有する多古町では、石川県に次いで全国2番目(明治34~43年)に田んぼの耕地整理が行われました。
かつて海底であった土壌はミネラル分を多く含む粘土質で、米作りには適地です。
そして連綿と受け継がれる生産者の養米にかける熱意と、栗山川に育まれた豊かな大地が融合して生み出されたのが多古米です。
多古米は、「千葉の三大銘柄」に数えられており、おいしい多古米は、「おかずのいらない米」と評されています。また、寿司米としても人気が高く「シャリなら多古米」とこだわるお寿司屋さんもたくさんいます。
昭和38年・平成26年に天皇陛下の献穀米に選出され、昭和46年には札幌で行われた「全国自主流通米品評会」において、食味日本一に輝きました。また、平成2年には「日本の米づくり100選」に選ばれています。平成26年には、「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」の栽培部門早場米において金賞を受賞し、令和3年に特別審査員賞を受賞しています。
多古米の主な栄誉
明治34年~ 全国で2番目に早く耕地整理を行い、褒章を受ける
昭和38年 皇室の献穀米に選ばれる
昭和46年 「全国自主流通米品評会」で食味日本一
平成2年 「日本の米づくり百選」に選ばれる
平成25年 「ワールドスシカップ・ジャパン」のオフィシャル米に選ばれる
平成26年 「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」早場米部門で金賞
平成26年 皇室の献穀米に選ばれる
令和3年 「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」早場米部門で特別審査員賞
さらなる食味向上をめざして

多古町農業協同組合(現:かとり農業協同組合多古支店)では、さらなる食味向上をめざして平成9年に県内最大規模の「ライスセンター」を建設しました。
「ライスセンター」はお米の食味に関係してくる平衡含水率を最適な15%で自然乾燥させる施設です。
町内では米作りの研究グループがいくつかあります。その一つが「多古町やる気集団」内の「有機米部会」です。多古町やる気集団では、「味彩米」と名付けた多古米コシヒカリを道の駅「あじさい館」で販売しています。
味彩米は、安全・安心な農産物を消費者にお届けするため、化学合成農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らす「減農薬減化学肥料」がセールスポイントです。平成17年度には千葉県が推進する「千葉エコ農産物」に認証されました。収穫後は食味を損なわないよう低温で乾燥しています。
また、多古米の美味しさや価値をさらに高め、より多くの方々に知っていただくため、毎年、多古米グランプリを開催しています。生産者の自慢の多古米が出品されています。
多古町商店
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